後見人が行う財産管理の中でも、日常的に執り行わなければならない事務が、被後見人の『収入の管理』と生活費や医療費等、日常生活に関する 『支出の管理』です。収入、支出によって管理財産が増減した場合は、その都度、金銭出納簿等に記帳するとともに、支出に関する証拠書類(領収証等)を保管しておかなければなりません。
 さらに、日常業務ではない『資産の管理』をする際にも、様々な注意点があります。以下、収入、支出の管理及び資産の管理について留意すべき点を個別に検討していきましょう。