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択一の肢の判断方法

択一の肢の判断方法

第1 はじめに

 択一式問題では、択一の選択肢(以下、「択一の肢」という。)の判断方法を事前に決めておいた方が良いです。なぜなら、択一の肢の判断方法を定めることで、(1)少ない知識で正解を見つけることができる、(2)凡ミスを減らすことができるためです。

 また、勉強時間は常に限られています。(1)少ない知識で正解を見つけることができれば、知識量(勉強量)で勝負をしなくても良くなりますし、(2)凡ミスをしていたら、高正答率を求められる司法書士試験には合格できません。

第2 必要条件

 それでは、択一の肢の判断には、何が必要でしょうか。それは、個々の選択肢の、解答を説明できるレベルの正確な知識 (以下、「正確な知識」という。)です。上記、第1で述べたとおり、(1)少ない知識で答えを導き出すことや、(2)凡ミスを防ぐためには、正確な知識が必要となります。

 もっとも、司法書士試験の本試験では、肢レベルで分析すると毎年と言って良いほど没問があるので、正確な知識を持っていると思っていても、過信しないようにすることも大事です。

第3 具体的方法

■ルール1 「問題文のダブルチェック」

①問題文の最初のチェック

 問題文を最初に読む時に「正しいもの」には〇、「誤っているもの」には×付け確認する。肢の正誤を正確に判断していたのに、凡ミスで問題として間違えるということを防ぐためです。

②問題文の再度のチェック

 回答が出てマークシートを塗りつぶす前に、もう一度問題文冒頭の「正しいもの」又「誤っているもの」の箇所を確認します。同じミスは何度も繰り返します。問題文の単純な読み間違いという愚かな行為で、今までの勉強を無駄にしてはいけません。

■ルール2 「論点の抽出」(見直しの検討ポイントを把握)

 設問の肢のキーワードだと思う箇所にアンダーラインを引きます。なお、アンダーラインは、蛍光ペンでも何でも結構でしょうが、鉛筆から蛍光ペン等に持ち直す時間が惜しいので、私は、鉛筆でアンダーラインを引けば良いと思います。

 この論点の抽出作業は2つの目的があります。(1)アンダーラインを引いたところを後で見直すため、(2)アンダーラインを引いてないところを後で見直すため、です。

 後述ルール3で△にした肢を、後で見直すときに、全肢、満遍なく読んでいては、時間がかかりますし、別の角度から当該△の肢を読むことができません。(1)アンダーラインを引いたところは、一度、大事だと思ったところですが、(2)アンダーラインを引いてないところに着目すると、簡単に答えが出ることもあります。

■ルール3 「肢別自信度のチェック」

 問題肢を読む時に肢ごとに正誤の印(○・×・△)をつけ、肢別の自信度もチェックしておく。このチェックの際には、明らかにわかる問題以外は△にすることが大事です。後述ルール4で述べるとおり、択一式問題は、肢1つで解答をしなければいけないわけではありません。知らないこと(わからないこと)を認めましょう。知ったふりをして△にしないで、○又は×と判断してはいけません。

■ルール4 「△を比べる」

 問題文をもう1回読み直し、△の選択肢ごとを比べます。比べ方として、①制度趣旨から考えてみたり、②問題文の構造による「ひっかけ方」(以下、「ひっかけ方」という。)から考えてみるといった方法があります。

■ルール5 「問題別自信度のチェック」

 見直しする問題を決めておきましょう。自信のある問題は見直さなくても大丈夫です(大丈夫と信じて解いていかないと時間が足りないので、そのように信じて、解いていきましょう。)。

■ルール6 「2~3問は捨てる」 (午前2問、午後3問)

 没問対策として、私がとっていた方法は、35問中2~3問はわからない問題があっても気にしない、という方法です。これは,単に気持ちの持ちようですが,そのように覚悟しておくことで,わからない問題が出題されてもパニックを起こさなくなります。司法書士試験は、予備校のデータ上では正答率50%以上の問題を正解できれば、毎年32問~33問正解できるので、多くの受験生が正解できる問題を確実に正解することが大事です。また、午後の択一は、記述の解答に使う時間を確保するためにも、択一式の解答時間を減らさなけれなりませんので、そういった意味でも、2~3問は捨てることを覚悟した方が良いです。

■ルール7 「時間短縮解法テクニック(午後)」

 上記ルール6でも記述しましたが、午後は、本当に解答時間が足りません。そこで、①短い文章の肢から優先的に解くこと、②2つの選択肢にまたがる肢を優先的に解くことをしていました。

第4 注意事項

□ 司法書士試験では、1つの肢レベルで見ると、正解にも不正解にもすることが可能な肢が出題されます(H22-9)。したがって、午前は時間があるので全肢検討をする。午後も、できるだけ全肢検討する。1つの肢だけで判断をしないことが大事です。

□ 司法書士試験では、問1、若しくは各科目の最初に難易度の高い問題をぶつけてくる傾向にあります。もっとも、慎重になりすぎて試験時間の序盤で時間を使いすぎてはいけません。特に、憲法の1問目、会社法の1問目、民訴の1問目は難しい問題が出題されやすいです。

□ 司法書士試験では、正解番号を連続させて不安を誘います(H19年は憲法問1から3問連続、刑法問25から3問連続、正解は2だった)。これは、つまり、問題作成者はからの「正確な知識を知っている者だけを受からせる」というメッセージだと思いましょう。

□ 司法書士では、△による二択になってからが勝負である。絶対にいい加減に解かない。憲法の比較衡量論を思い出してください。△と△の肢を比較衡量するのです。

□ 午前科目は、複雑な権利関係を把握させる問題が多い傾向にあります。この対策のために、(1)図をかく、(2)接続詞をチェックする、(3)選択肢に下線を引いておく、(4)頭だけでなく、実際に手を動かして問題を解く、ことが大事である。午前科目は、時間があるので様々な角度から検討します。推論問題は、①問題文をよく読む②別の視点から考える。会社法は、会社・債権者・債務者・株主・役員等の利害関係を考慮します。

□ 午後科目は、単純な知識問題が多くなります。午後マイナー科目は過去問からの出題率が非常に高くなっています。もっとも、捨て問が1,2問あることにも注意しましょう。全くわからない問題は、素早く諦めることも大事です。また、午後択一式は、1問2分弱、合計1時間10分以内には解き終えることを目標としましょう。問題作成者は知識の量だけではなく、冷静さ・情報処理能力・適切な判断力も見ていると考えましょう。


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