次世代の電子マネー「JPYC」とLINEの融合。便利さの影に潜むLINEポケットマネーの罠
JPYC、LINE上のステーブルコインウォレット「Unifi」で5月22日から利用可能に
PYC社は18日、LINEアプリ上で利用できるステーブルコインウォレット「Unifi」で、日本円ステーブルコイン「JPYC」が5月22日から利用可能になると公式Xで明らかにした。
JPYC社とLINEヤフー傘下でWeb3事業を担うLINE NEXTは2月、UnifiにおけるJPYCの採用を正式決定していた。今回の発表により、これまで未定だった利用開始日が示された形だ。
続きは↓
https://news.yahoo.co.jp/articles/a6d1875888ed3a7dfd779484dbe409df7e4bc86c
NADANEWS
本日は、今後の私たちの生活に大きく関わってくるかもしれない「新しいお金の技術」と、それに伴う借金のリスクについてお話しします。
先日、LINEアプリ上で利用できるウォレット「Unifi」にて、日本円ステーブルコイン「JPYC」が利用可能になるというニュースがありました。
JPYCは今後の普及が期待される「革新的な技術」
まず前提として、「JPYC」自体は非常に画期的で素晴らしい技術です。 JPYCは日本円と1対1で価値が連動する「ステーブルコイン」と呼ばれるもので、ブロックチェーン技術を利用しています。
これまで、企業間や個人間の送金・決済には、銀行を通す時間や手数料といった「ボトルネック」がありました。しかしJPYCを使えば、LINEのメッセージを送るような手軽さとスピードで、24時間いつでも価値の移動が可能になります。
今後は新しい形の「電子マネー」として、私たちの日常生活やビジネスの場に広く普及していくことは間違いないでしょう。
司法書士としての懸念:「LINEクレジット」からの借入が容易に
このように技術の進歩で決済が便利になる一方で、日々借金問題の解決に取り組む司法書士の立場としては、強い懸念も抱いています。
それは、個人間の貸し借りのトラブルもさることながら、「LINEクレジット(LINEポケットマネーなど)からの借入」が、これまで以上に日常的かつ手軽に行われてしまうのではないかという点です。
現在でも、LINEポケットマネーはアプリ上で審査から借入までが完結するため、利用者が急増しています。今後、LINEのアプリ内で「JPYC」を使った新しいWeb3サービスや魅力的な決済、リワード(報酬)の仕組みが広がっていくと、どうなるでしょうか。
手元にお金がなくても、「LINEクレジットで借り入れて、そのままJPYCに換えて利用する」という流れが、アプリ内でシームレス(連続的)に完結してしまいます。
「チャージ」と「借金」の境界線が曖昧になる怖さ
最も恐ろしいのは、心理的なハードルが下がりすぎることです。
銀行のATMでお金を引き出したり、消費者金融のカードを使って借り入れたりする行為には、「借金をしている」という実感があります。 しかし、普段使い慣れたLINEアプリの中で数回タップするだけで資金が移動する仕組みでは、「お金を借りている」のではなく、単に「残高をチャージしている」ような錯覚に陥りやすくなります。
見えにくいデジタルな数字の移動であっても、LINEクレジットからの借入には当然、利息(金利)が発生し、毎月の返済義務が生じる「れっきとした借金」です。 手軽さゆえに、気づいた時には利用限度額いっぱいまで借り入れてしまい、多重債務に陥ってしまうケースが増加することが予想されます。
便利だからこそ、お金の管理は慎重に。お悩みの方はご相談を
革新的な技術であるJPYCや、便利なLINEのサービスそのものを否定するわけではありません。しかし、技術が便利になればなるほど、私たち利用者には「お金の管理能力」と「借金に対する正しい認識」が求められます。
もし現在、
- LINEポケットマネーなどのスマホからの借入が膨らんでしまった
- 手軽さから複数の消費者金融から借り入れてしまい、返済が追いつかない
- 自転車操業状態になっており、どう解決していいか分からない
このようなお悩みを抱えている方は、事態がさらに悪化する前に、当事務所へご相談ください。
「任意整理」などの法的な手続きをとることで、将来の利息をカットし、無理のない返済計画を立て直すことが可能です。一人で抱え込まず、まずは専門家と一緒に解決の第一歩を踏み出しましょう。

