「進研ゼミ勉強法」と「過去問至上主義」

 進研ゼミのDMの漫画で、お決まりのセリフがあります。そう、主人公が進研ゼミを始めて、その後のテストの際に心の声として出てくる、あの名ゼリフ。

 『(ここ、進研ゼミでやったとこだ!)

 司法書士試験でも認定考査でもこの状態にすることが大事です。この状態にするには、過去問を徹底して解くのです。徹底して解くとはどうすることでしょうか。

 択一の勉強では、

 (1)1つの問題として正解できるだけではなく、全ての選択肢の正誤を判定し、解説も正確に答えられること
 (2)参考書のどこのページを見たら、その解説が載っているかを、すぐに探せること

 が徹底して解くということです。ここまで、できて、初めて過去問を解いたというのです。『(ここ、進研ゼミでやったとこだ!)』と思えるのは、上記(1)(2)まで、進研ゼミをやり込んだからでしょう。(ちなみに、私も、小学生のときに、進研ゼミをとってもらってはいましたが、上記(1)(2)の状態までにいかなかったので、残念ながら『(ここ、進研ゼミでやったとこだ!)』とは、なりませんでした。)

 過去問を解いているのに、択一の点数が伸びない人は、上記(1)(2)がきちんと出来ているでしょうか。問題を解く量ばかりに集中していて、自分が正確に正解を導き出したかチェックしていないのではないでしょうか。 

 もちろん、解く量は大事です。でも、雑に解いたらダメです。時間の無駄です。

 

 なお、記述の勉強では、下記のような勉強法になります。

 (1)典型的なひな形を全て書けるようになること
 (2)問題文からひな形を正しく選択できるようになること
 (3)典型的なミスを事前に把握し、本番でミスしないこと

 上記は、司法書士試験の記述の勉強法であり、認定考査の勉強法でもあります。まずは、ひな形を覚えましょう。ひな形を覚えない限り、前には進みません。記述と択一の勉強法が異なる理由は、いくつか考えられますが、それは、今回は説明しません。

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