司法書士試験合格者の方へ★認定考査・裁判実務のための書籍(1)
認定考査及び実務のためにいくつか書籍を紹介したいと思います。
1.岡口裁判官の書籍
要件事実≒岡口裁判官です。
(1)要件事実入門 初級者編
本書だけでは,認定考査には合格できないでしょうが,司法書士試験合格直後に,最初に要件事実の本として読むには適しています。本書は,ページ数も118頁ほどと薄い本なので,すぐに読み終えることができますし,「新問題研究要件事実」のように,どのように読めば良いのか悩むような不親切な本ではありません。
(2)要件事実入門
本書は,「入門」とのタイトルになっていますが,本当の要件事実初学者には,難易度の高い書籍となります。司法書士試験で言えば,「不動産登記法の各論の勉強が全然進んでいないのに,総論を詳しく勉強するような感じ」でしょうか。最初に手を出すと,要件事実の勉強が難しいものだと思い込み,結果として,痛い目に遭う書籍となります。
(3)要件事実マニュアル
要件事実の辞書です。実務において,非常にためになる書籍です。簡裁代理等関係業務をしても,しなくても,司法書士として業務をするのであれば,買わない選択肢はないと思います。認定考査や特別研修のためにも,辞書として持っておけば,必ず役に立ちます。
(4)民事訴訟マニュアル
民事訴訟の書式集です。登記業務と同様に,裁判業務も書式は大事です。簡裁業務等関係業務を行う場合には,買わない選択肢はないと思います。認定考査では,要件事実そのものが問われるので,認定考査対策としては,本書は,殆ど役に立ちませんが,特別研修では,訴状・答弁書・準備書面等の作成を行いますので,特別研修では,非常に役に立ちます。
(5)要件事実問題集
私が,認定考査を受験する直前に,図書館で興味本位で読んでいた書籍です。認定考査のために使用するには,難しすぎます。本書を読もうとする前に,基礎的な要件事実を暗記し,記述できるようにしましょう。認定考査は,基礎的な要件事実の知識を完璧に暗記しておけば,合格できる試験だからです。
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