【NEWS】(法務省)不払い養育費の確保のための支援に関するタスクフォースと法務大臣の私的勉強会「養育費勉強会」(私的諮問機関)
令和2年6月22日(法務省)
養育費の不払いの解消は,子どもの健全な成長や子どもの未来のために重要な課題ですが,養育費確保のための公的支援の問題が,近時,重要なテーマとして問題提起されています。 そこで,法務省と厚生労働省が連携してこの問題に関する実務的検討を行い,必要な取組を加速させるとともに具体的な論点の整理や課題の分析等を進めるため,両省の担当官を構成員とするタスクフォースを設置しました。
不払い養育費の確保のための支援に関する検討会(主に,養育費の立替払い・強制徴収等の制度導入)ということなのでしょうが,なぜか,「タスクフォース」という言葉が用いられています。
タスクフォースとは,プロジェクトチームと同じように臨時の検討会という意味を持ちますが,タスクフォースは,プロジェクトチームよりも与えられた仕事の短期間での処理が中心となり,問題の解決や課題の達成を目的とするプロジェクトチームとは分けて使用されるようです。
東京都の緑の服の人のマネなのでしょうか。たしかに,不払い養育費の確保は大事だと思います。しかし,この「不払い養育費の確保のための支援に関するタスクフォース(主に,養育費の立替払い・強制徴収等の制度導入)」にしか,熱意・信念がないのではないかと思われる某大臣の勉強会(令和2年1月に立ち上げた,法務大臣の私的勉強会「養育費勉強会」(私的諮問機関))がこのタスクフォースの元となっているようです(私的諮問機関は,法令上の審議会とは異なり,法令に基づかないものなので審議の公平性と透明性に問題があるとされるものです)。まともなもの(法律)が出来上がるのでしょうか。