2019年度司法書士試験の後にすべきこと

 昨日(2019年7月7日)は司法書士試験だったようですね。

 私も昨日は,午後9時頃からの予備校講師らの解説をyoutubeで見ていました。

 どうやら今年の試験は非常に難しかったようで,予備校講師らでも(主に時間不足で)試験会場では,合格レベルの解答を確実に書けないような問題だったようですね。

 そして,そのような高難易度の試験問題ときは,受験生の実力通りに合格するわけではなく,運(や受験テクニックが上手く作用したか)が,合否の分かれ目になるように思えます。したがって,今年はギリギリ受かっても,それは運が少し良かっただけかもしれませんし,ギリギリ落ちても,それは運が少し悪かっただけかもしれません。

 さて,ここからが本題です。私が中部ブロックの特別研修のチューターになってから4回(4年)が経ったのですが,その間に,認定率は年々下がり,昨年は,ついに50%を切る事態になってしまいました(なお,私のクラスは,かなり頑張ってくれており,全国平均よりも10%以上認定率が高くなっています。(初年度を除きます。))。

 認定率が低くなった原因は,職務上,ブログでは公表できませんが,わかっています。言えることだけで,言うとなると,①近年の認定考査の問題が難しくなったわけではありませんし,②法務省が政策的に認定率を下げているわけではないということです。

 今現在は,試験から開放され,勉強をするモチベーションも下がっているかもしれません。しかし,来年の司法書士試験や認定考査は,改正後の民法で出題されます。どうしても新しいことを勉強しなければいけなくなります。

 勉強するなら,今がチャンスです。頑張ってください。

 なお,認定考査の勉強のうち要件事実の勉強及び裁判実務については,岡口裁判官の書籍が非常に役に立ちます。岡口裁判官は,ただの裁判官ではないし,ただのブリーフお兄さんでもないです。分限裁判の件も含め,今のうちに,情報を収集しておくと良いでしょう。

(1)裁判実務の入門

(2)要件事実の辞書(実務必須)

(3)裁判手続の辞書(実務必須)

(4)要件事実の基礎(通称「大島本」)


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