【NEWS】マイナンバーを全口座と連結義務化へ法改正
2020年6月1日(毎日新聞)
社会保障と税の共通番号(マイナンバー)制度について、政府は国民が開設する全ての預貯金口座情報とのひも付け(連結)を義務化する検討に入った。新型コロナウイルスで生活に困窮した人への現金給付を巡り、マイナンバーが機能しなかったことが背景にあり、来年の通常国会でマイナンバー法を含む共通番号制度関連法の改正を目指す。
実現すれば、政府は国民の資産状況を正確に把握することが可能となり、必要に応じて給付などに活用するほか、徴税の強化を図る方針だ。一方、国民への監視が強まり、プライバシー権の侵害を懸念する反発も予想されるため、改正作業は世論の動向を見極めながら慎重に進めていく。…
市民の反発が予想されるが,それよりも,実際に技術的に銀行口座とマイナンバーを結びつけることはできるのか疑問である(個々の金融機関にある身元不明の口座も膨大な数に及ぶはずである。また,金融機関に届け出ている住所と住民表上の住所が異なる場合には,戸籍の附票などを辿らないと,マイナンバーと銀行口座を結びつけることは不可能。)。また,海外の金融機関の口座に関しては,どのように扱われるのだろうか。
もし,仮に,強引に進めるとしても,もしかしたら,資産家が国に預金を把握されたくないとのことで,仮想通貨(ビットコイン等)のバブルが再来するのではないだろうか。色々と疑問はつきない。