【実務】マイナンバーカード対面確認アプリ
マイナンバーカード対面確認アプリ
デジタル庁が提供する「マイナンバーカード対面確認アプリ」は、マイナンバーカードのICチップを読み取り、格納された氏名などの本人情報を確認するためのアプリです。事業者や自治体のスタッフが、顧客や住民の本人確認などを行う際に利用できます。
なぜマイナンバーカード対面確認アプリ?
マイナンバーカードは、本人確認書類の一つとして法律で規定されているところですが、昨今、精巧に偽造されたマイナンバーカードが悪用されている実態に鑑み、この度、デジタル庁から、マイナンバーカードに組み込まれたICチップ情報の読み取りが可能となる「マイナンバーカード対面確認アプリ」が提供開始となりました。
マイナンバーカード対面確認アプリの使い方
- 事業者のスマホにマイナンバーカード対面確認アプリを予めダウンロード
- マイナンバーカードの表面をカメラで読み取る(もしくはキーボードで情報を入力)
- マイナンバーカードのICチップを読み取る(利用者による暗証番号(4桁PIN)の入力は不要)
- マイナンバーカードの表面と読み取られた情報が一致するか確認する
https://services.digital.go.jp/mynumbercard-check-app/guide
懸念点
マイナンバーカード対面確認アプリを利用することで、マイナンバーカードの暗証番号(4桁PIN)の入力を要せず、簡単にマイナンバーカードの真正を確認することができます。しかし、一方で、マイナンバーカードの暗証番号(4桁PIN)の入力を要しないということは、スキミングの危険性があります。
もし、クレジットカードのスキミングと同様の手口が行われたら、マイナンバーカードのICチップ内の情報を記録・移転ができるようになるので、IC チップ記憶情報の偽造ができてしまいます。