戸籍の人名、誤記載相次ぐ
■「正三」が「正之」に/高岡 崩し字読み違えか
戸籍に人名が間違って記載されているのが見つかるケースが相次いでいる。全国の市町村で進められた戸籍の電算化作業の際に、誤って登録されたとみられる。高岡市の男性(59)は今月5日、戸籍上の祖父の名前が1文字間違っているとして同市に訂正を求めた。戸籍に記載された名前と実名が異なると、相続の際などに同一人物かどうか疑いを持たれる恐れもあるが、同市などは「人が行った作業なので100%正確だとは言えない」と説明している。
男性は6月、高岡市役所で、死亡や婚姻などで戸籍に記載されていた人を除いたことを示す除籍謄本を取り寄せた際、祖父(故人)の名前が「正三」ではなく、「正之」になっているのに気付いた。以前に父親の名前も間違っていたことがあり、男性は「名前の間違いは個人の尊厳に関わる問題だ。間違って登録されている人は、ほかにもいるはず」と指摘する。
同市では、2002年度に手書きの戸籍をデジタルデータに置き換える「電算化」に着手。民間の専門業者に委託し、20万件近くの作業を翌年度までに完了した。作業の過程で崩し字や癖のある字は常用漢字などに変換したが、入力する際に誤って登録したケースがあったと考えられる。当時、業者から市に名前の照会も多数あったが、この確認をすり抜けた可能性もある。
市が昨年度、字の間違いなどの指摘を受けて行った「戸籍訂正」の手続きは89件(本籍地が高岡市のケース)あり、本年度も4、5月で既に18件に上る。特に相続などの際に気付くことが多い。訂正には、法務局への問い合わせや確認作業のため、ある程度の時間が必要になるという。
当時、作業に携わった関係者は「100%の正確さを目指していたが、人が行うことなので誤りも出てきてしまう」と明かす。市は「誤りは訂正できるので、市の窓口で相談してほしい。丁寧に対応したい」としている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170710-00081829-kitanihon-l16
相続登記で,被相続人の戸籍の人名の誤記載があると,裁判所の手続を経ないと,相続登記ができなくなる可能性があります。
戸籍の誤記載は,生前に,直せるようであれば,直したいところです。
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