【NEWS】タダで不動産が手に入る「0円物件」とは?
不動産の「0円物件」とは 空き家問題の1つの解決策(令和4年9月22日)
不動産の「0円物件」とは 空き家問題の1つの解決策(令和4年9月22日)
日経ポッドキャスト「マネーのとびら」、今回は「不動産の0円物件」について米国出身タレントのREINAさんと一緒に学んでいきましょう。解説は日経マネー発行人の大口克人です。
まず、0円物件とは一体なんでしょうか。6月の首都圏の新築マンションの平均価格は6450万円で、東京23区に限れば8000万円を超えるという話もあるのに、0円で家や土地が手に入ると言われても信じがたい気がするでしょう。しかしこれは本当の話で、例えば相模原市のセイユーコミュニティーという不動産会社が、YouTubeや同社サイトに多くの0円物件の例を上げて紹介しています。抽選に応募して当たれば、土地付きの家屋や宅地、山林などが0円で自分の物になります(所有権移転登記の費用や修繕費、税金などは別途かかる)。
この背景にあるのが空き家・空き地、特に「相続空き家」の問題です。親が亡くなって実家を相続したが、自分は都会に家があるので住めない。処分したいが地方の不動産市場は冷えきっていて売るに売れず、やむなく空き家のまま放置……という問題です。この結果日本の空き家率は13.6%で、全体のおよそ7戸に1戸が空き家という状況になっています。空き家を放置すると火災など様々なリスクを抱えることになり、自治体に「危険な空き家だ」と認定されれば固定資産税が上がったり、罰金を取られたりもします。来年4月27日からは「相続土地国庫帰属制度」がスタートし、不要な土地を国に引き取ってもらうことも可能になりますが、これも意外に条件が厳しく、10年分の土地管理費を納める必要もあります。
(続きは↓)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB205VY0Q2A920C2000000/
「0円物件」というのは、そのまま売却をすると、「赤字の物件」ということであることを理解した上で、購入しなければなりません。