1.はじめに【認定考査の結果】

 勉強法を語る前に,私の簡裁訴訟代理等能力認定考査(以下「認定考査」という。)の成績表をご覧ください。

■ 点数 60/70点  ■ 順位 27/1062人

認定考査結果認定考査順位

 私は,上記のとおり,成績上は上位で合格しました。

 しかし,私は,(1)研修中も「司法書士補助者として勤務」しており,特別研修中は予習すら行うことは困難でしたし,(2)試験(認定考査)のちょうど1週間前に「二女の出生」があり、試験直前期は、殆ど勉強できなかったのです。今、思い返すと,当時は,司法書士試験の合格後から約7ヶ月ほど「平日は仕事,休日は研修」と非常に忙しく,あまりにも勉強する時間も休憩する日もなかったので,非常に大変でした。

 もっとも,もともと上記(1)(2)の事情は,司法書士試験に合格してからわかっていたことですので,司法書士試験合格後,研修中も『どのようにすれば,少ない勉強時間で,認定考査に合格できるか』という戦略を練っていました。

 その結果が,上記の点数になりました。

 また,なぜ,認定考査の勉強法を公開しようと思ったかと言うと,それは「認定考査の勉強法について詳細に記載しているサイトがないため」です。認定考査は,司法書士試験合格者を対象としており,受験生が非常に少ないので,勉強法が確立されていないのです。これは,認定考査が,合格率が毎年約66%であり、そこまで難しい試験ではないことも影響しているかもしれません。

 しかし,下記のとおり,認定考査は今後の司法書士人生を左右するほど重要なものであると思いますので,勉強法を公開いたします。

2.認定考査の重要性

認定考査に合格することは大事です。なぜなら,認定があるのとないのとでは,仕事の幅が全く異なります。私の今の仕事は,殆どが認定がないとできない仕事です。

 もちろん,『私は、不動産登記のスペシャリストになる!』『僕は、商業登記のスペシャリストになる!』という方には不要かもしれません。

 しかし,不動産登記の登記原因証明情報は,認定考査で習う要件事実そのものですし,商業登記のスペシャリストとして会社法務に従事するようになれば,訴訟案件も扱えるようにならなければなりません。

 さらに,認定考査で要件事実を深く勉強していると,先輩司法書士との差をつけれます。年配の認定考査に合格していない司法書士は,長年のコネ・経験・営業で,不動産登記や商業登記の仕事を沢山もっています。私たち若手の司法書士は,そういった年配の司法書士から仕事を奪うことも大事ですが,それは簡単なことではありません。

 ブルー・オーシャン戦略という言葉をご存知でしょうか。

 ブルー・オーシャン戦略とは,『競争の激しい既存市場を「レッド・オーシャン(赤い海、血で血を洗う競争の激しい領域)」とし,競争のない未開拓市場である「ブルー・オーシャン(青い海、競合相手のいない領域)」を切り開くべきだと説く』経営戦略です。

 私たち若手の司法書士は,登記業務というレッド・オーシャンは当然のこととしてできるようにして,ブルー・オーシャンを目指さなければなりません。認定考査はブルー・オーシャンへの1つの船なのです。

3.認定考査では何が問われるか

 認定考査では、大まかにいうと下記の3つの知識が問われます。

(1)要件事実

(2)民事訴訟法

(3)司法書士法・司法書士倫理

 この中で,(2)の民事訴訟法は,司法書士試験の勉強でしっかり行っているはずなので,心配な方は司法書士試験で使用したテキストを読み直して確認しておけば良いです。

 (3)の司法書士法・司法書士倫理も内容としては,そこまで難しくもなく,出題ポイントも安定しておりますので,さほど難しく考える必要はないでしょう。

 問題はやはり(1)の要件事実です。認定考査で,残念ながら不合格だった方は,私の実感では100%,要件事実の基礎を理解していなかったため不合格になっています。私の勉強法は,この要件事実の基礎を徹底する勉強です。この勉強法を実践すれば,殆どの方は,不合格にならないはずです。

認定考査の勉強法

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